ほうじん、saMbhoga-kaaya、संभोग काय (skt))
報身は、仏陀となるための因としての行(ぎょう)を積み、その報いとしての完全な功徳(くどく)を備えた仏身である。また、「受用される身」とも訳すことができるので、人間がこの仏の身体を受用して成仏するという意味ともなる。 この報身という考え方から、やがてそれを具体的に彫刻や絵にしようとして、三十二相八十種好などの仏の相貌がととのえられてきたと思われる。
詳しくは、仏身の中で、法身や応身と対比して考えるべきである。