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かりばつま

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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訶梨跋摩

Harivarman (skt.) 「獅子鎧」「師子鎧」と漢訳される。4世紀ごろの人。

 中インドの婆羅門の出身。最初は数論派に属していたが、仏教に入り、説一切有部の学匠鳩摩羅駄(kumaaralabdha)から『発智論』を学び、次いで摩訶僧祇部に移って大乗も研究し、『成実論』202品を著した。後、マガダ国王の命により外道の諸論師をことごとく論破して、国師に任ぜられた。

 なお、成実論が漢訳されたのは、西暦412年のことである。