maṇḍa (S)
五味(乳・酪・生酥・熟酥・醍醐)の第五・精製した乳製品で、味の最高とされる。 〔『二菩薩経』T20-665b、『那先比丘経』T32-698b, 709a〕
良薬なり。彼国人乳を製して酥となし酥を製して酪となし酪を製して醍醐味となすなり。〔『人登道随』〕
仏性・真実教、またはニルヴァ-ナにたとえる。
天台教学では、五時の第五である法華涅槃時をさす。〔『維摩経玄疏』6 T38-562a〕