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じおうむとうち

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

2019年11月13日 (水) 17:28時点におけるマイコン坊主 (トーク | 投稿記録)による版 (自応無倒智)

自応無倒智

 応離功用無顛倒智ともいう。ただしか存在せず外界にはものは存在しないという唯識無境の理をさとるための4つの智の一つ。
 功用すなわち修行することなしに誤りがなくなることができるという過失におちいることになると智ること。もしも認識の対象が認識される如くに実在するならば、凡夫といえども真実を認識していることになり、努力精進することなしに自然に解脱していることになるからである。

 成就四智菩薩、能随悟入唯識無境。(中略)三自応無倒智。謂、愚夫智、若得実境、彼応自然成無顛倒、不由功用、応得解脱。〔『成論』7、T31-39a〕