略して「分段」ともいう。
身体とその寿命とに分段(限界)がある生死、すなわち、ふつうわれわれ凡夫がこうむる生死のあり方をいい、「変易生死」二障(煩悩障と所知障)のうちの煩悩障を縁とし、変易生死が無漏(むろ)業を因とし所知障を縁とするのに対比される。