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こうどう

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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講堂

sabhā, santhāgāra, upaṭṭhāna-sālā, upasthāna-śālā, āvasatha-āgāra (P)

 都市の公会堂。公会堂は仏教以前からインドの各地にあったが、大体前面は開いていて、いつだれでも中に入って休息し、また宗教行事も行なえるようになっていた。選挙なども行なわれた。釈尊が公会堂で説法したこともある。

 経典を講じたり、法を説いたりする建物。七堂の一つ。
 法隆寺にもすでにこの名のものがある。堂内に本尊を安置し、講師は本尊に向かって礼盤に坐して講じ、大衆は左右に分かれて聴聞する。
 遺構としては、奈良時代の建築として唐招提寺と法隆寺東院伝法堂、平安時代のものに、法隆寺西院と広隆寺の講堂がある。江戸初期の延暦寺の大講堂もあったが、焼失した。禅宗寺院では法堂とよび、伽藍の中心であり、講師は仏に代わって法を説く意味で壇上の椅子にすわる。

 また講院ともいう。韓国の寺院では、経・論を研究する在来式の仏教学校をさす。ここで学習する僧侶を学人という。