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とんぎょう

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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頓教

 頓は直頓(すみやか)の意。一定の段階をふまず、直接的、飛躍的に高い宗教的立場を説く教えの意。
 釈尊がさとった直後の境地を、じか(頓)に説いた教え。
 天台宗で立てる化儀四教の一つ・漸進・誘引の方法を用いないで、端的に大乗の深い道理を説くこと。一ぺんにさとる教え。

 『華厳経』の教えをさす。教相判釈における一つの教えの型で、漸教に対せられるのが普通。

cf.五教十宗  五時八教  五時教

〔三論玄義 T45-5b〕〔法華玄義10 T33-807a〕〔四教義1 T46-725a〕〔維摩経玄疏6 T38-562a〕〔五教章1 T45-480b〕