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ごくなんしょうじ

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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極難勝地

bhūmiḥ sudurjayā (S)
 菩薩の十地の第5地。極めて困難なことを成し遂げる段階。第4地までは真智(真如を証する根本智)と俗智(依他起を縁じる後得智)とが別々に生じて、その行相(認識のありよう)が相違していたのが、この地に至って両者が一緒になって働くことができるようになる。この極めて困難な両智合観が可能になるから、この地を極難勝地という。

 由即於彼菩提分法方便修習、最極銀難方得自在、是故第五、名極難勝地。〔解深密経4,T16-704a〕
 言十地者、(中略)五極難勝地。真俗両智、行相互違合、令相応極難勝故。〔成唯識論9,T31-51a〕