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ラージャグリハ

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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ラージャグリハ

Rājagŗha (S)

 インド古代、マガダ国の都。漢訳仏典では「王舎城」と記す。丘陵に囲まれた要害の地に位置する旧城と、丘陵の北側の平原に面した地に位置する新城とがある。

 シャカ在世のころ(前6世紀-前5世紀初め)ビンビサーラ(頻婆娑羅)、アジャータシャトル(阿闍世)両王の居城として栄えたが、アジャータシャトルの子のウダーインの時代に都が北方ガンジス河畔のパータリプトラに移されたため、政治的重要性を失った。

 付近には竹林精舎霊鷲山などブッダに関係する聖跡や、ジャイナ教の祖ジナに関係する聖跡が多い。今日のビハール州ラージギルに新旧両都城の遺跡が存在する。