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ゆいしきにじゅうろん

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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唯識二十論

 『唯識三十頌』とならぶ世親の代表作の一つ。

 外界に事物が実在するとみる他派からの批判に、一つひとつ反論することによって「一切はただ識のみである」という唯識派の根本命題を立証した書。22の偈頌(げじゅ)とそれに対する世親自身の註釈とから構成される。

 本書には「阿頼耶識」「三性〉」などの重要な用語はまったく認められないが、世親は他派への反証を通して間接的に「唯識」を主張した。したがって「唯識」を前面に出したもう一つの主著『唯識三十頌』と相まって、はじめて世親の思想体系の全体が知られうる。