操作

しゅ

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

2007年10月16日 (火) 01:38時点におけるマイコン坊主 (トーク | 投稿記録)による版

upaadaana (skt.)

 さまざまな欲望・見解を求めて止まず、取って放さないこと。煩悩の異名として用いられる。

 五取蘊の「取」は、われわれの行為の肉体的・精神的活動の中にはすでに煩悩が含まれているという意味である。

十二因縁の取

 十二因縁の第九支では、欲望(渇愛)を取って放さないという意味で「取」とされる。これを、

  1.  貪瞋癡などの煩悩
  2.  誤った見解
  3.  誤った生活信条
  4.  我見

をそれぞれ執着することに分類して、欲取・見取・戒禁取・我語取の四取とする。