upaadaana (skt.)
さまざまな欲望・見解を求めて止まず、取って放さないこと。煩悩の異名として用いられる。
五取蘊の「取」は、われわれの行為の肉体的・精神的活動の中にはすでに煩悩が含まれているという意味である。
十二因縁の第九支では、欲望(渇愛)を取って放さないという意味で「取」とされる。これを、
をそれぞれ執着することに分類して、欲取・見取・戒禁取・我語取の四取とする。