にょらいぞうしそう
出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』
如来蔵
tathaagata-garbha (skt.)
すべての衆生に具わっているとされる悟りの可能性のことを言う。「仏性」と同じ意味である。
如来蔵のサンスクリット原語は、如来(=仏)と胎(あるいは胎児)との複合語で、「如来を胎に宿すもの」の意味で、衆生の説明語である。その出典は如来蔵経の
- 一切の衆生は如来を胎に宿している(sarvasattvaas tathaagatagarbhaaH)
という句にある。胎中にあるものは胎児にほかならないので、後に勝鬘経などでは、これを「如来の胎児」の意味にとり、さらに、如来を如来たらしめている本性として法身と同じであり、ただそれが煩悩をまとっているため、まだ如来のはたらきを発揮出来ない状態にあるもの(在纏位の法身)と解釈している。
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