僧の学識をあらわす階位をいう。
平安時代、安居や三会(さんね)(維摩会・最勝会・御斎会)の講師をつとめた者、試業・複講・立義・夏講・供講の5つまたは前の3つをつとめた者を得業と呼んだ。また、南京(なんきょう)・北京(ほっきょう)の三会の講経の役を講師といい、講師を勤める以前の僧を擬講、勤めた後の僧を已講と呼んだ。
今日では、各宗派で種々の名称の学階が用いられている。