はっかい
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八斎戒
aSTaaGga-samanvaagata-upavaasa (skt.) 「八戒斎」「潔斎(けっさい)」「八関斎」ともいい、単に「斎」「斎戒」ともいう。くわしくは「八支近住斎戒(はつしごんじゅうさいかい)」
斎とは、「つつしむ」という意味で布薩の訳である。六斎日に守る八つの戒のこと。布薩の日に寺に出かけて、一昼夜守る在家の戒である。
在家の五戒に衣食住の具体的な節制を加えたもの。すなわち装身具をつけず、歌舞を見なず、ベッドに寝ず、昼をすぎて食事をしないこと、を加えて8条としたもので、出家生活に一歩近づく意義をもつ。原始仏教以来、僧俗を結ぶ有力な方法として重視され、大乗仏教でもこれを取り入れている。