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いちねんふしょう

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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一念不生

 一念とは、妄念のことで、妄念が起るから凡夫なのであり、一刹那の心が妄心になるから、次の刹那からも妄心になる。始めをおさえれば、ものは生じない。故に、始めの一念(一刹那)の妄心さえ起らなければ、それがそのままである。

 一念不生とは、真心の顕現の意味である。真心とは、真如法性の妙理の顕現であるから、これがすなわち佛である。一念不生においては、修行の階位は立てることができない。故に「一切の行位皆不可説なり」といわれる。