Asaṇga असङ्ग (skt.) 無著と訳すこともある
おおよそ4世紀のインドの人。北インド、ガンダーラのプルシャワ(Peshawar)に生まれた。 最初は部派に属して修行したが、弥勒について大乗の空観を学んだ、と言われている。 世親の実兄であり、世親に大乗へ入るよう勧めた。こののち、弥勒→無着→世親とつながる唯識の三大論師の一人である。