操作

ぶっだばどら

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

2017年4月29日 (土) 21:24時点におけるマイコン坊主 (トーク | 投稿記録)による版

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

仏駄跋陀羅

Buddhabhadra (S)、359年 - 429年
 北インド出身の仏教僧である。仏度跋陀羅(ぶっどばっだら)、仏大跋駄(ぶっだいばっだ)などと音写され、意訳して覚賢仏賢などと呼ばれていた。

 出家後、広くを学び、戒律も厳格に守り、禅定にも熱心でだったと伝わる。のち罽賓(カシミール)に遊学して、仏大先(ぶっだいせん)に禅法を受けた。
 そこで、中国からきていた智厳の要請により南方海路を経て中国へ渡った。406年(弘始8年)長安に行き、長安にいた鳩摩羅什と親交を結び、ともに法相を論じたが、性格があわず誤解された。
 次いで南方の廬山へ行き、慧遠に敬重され、『達磨多羅禅経(だるまたらぜんきょう)』を漢訳して座禅の普及に努めた。

 廬山十八賢の一に数えられ、仏陀禅師(ぶっだぜんじ)、天竺(てんじく)禅師ともよばれた。

翻訳

  • 『摩訶僧祇律(まかそうぎりつ)』
  • 『華厳経(けごんきょう)』
  • 『観仏三昧海経(かんぶつざんまいかいきょう)』

など13部125巻を翻訳した。