操作

ヴァイシェーシカ

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

2017年8月9日 (水) 10:20時点におけるマイコン坊主 (トーク | 投稿記録)による版 (ヴァイシェーシカ)

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

ヴァイシェーシカ

Vaiśeṣika वैशेषिक (S)

 カナーダ(Kaṇāda、(前)150-50(頃))とかウルーカ(Ulūka)などと呼ばれる聖仙を開祖とするバラモン教(婆羅門教)の一学派。「勝論」と漢訳され、「かつろん」と呼び慣わされている。

 アビダルマ(阿毘達磨)、初期の大乗論書では、外道の有我説の代表として批判の対象とされた。同学派でもやや非正統に属する概説書が、玄奘によって『勝宗十句義論』と題されて漢訳され、江戸時代の学僧たちによって注釈的研究がなされた。