āśrita (S)
よるもの。よる主体となるもの。それに対して、よられるもの、よられる客体となるものを所依という。たとえば、こころ(心・心所)が感覚器官(根)のよって生じる場合、心心所を能依、根を所依という。あるいは4つの元素(地・水・火・風の四大種)から物質(造色)が造られる場合、造色を能依、四大種を所依という。