prajñā-pāramitā (S)、「えはらみた」
慧にもとづく波羅蜜多。般若波羅蜜多ともいう。六波羅蜜多の一つ。 波羅蜜多とは自己と他者とを迷いの此岸からさとりの彼岸に渡す実践行。
今この中において、能く勝義を取りて、無分別を転じ清浄妙慧とす。まさに知るべし慧波羅蜜多と名づく。能く世俗を取りて、有分別を転じ、清浄妙智とす。まさに知るべし智波羅蜜多と名づく。〔瑜伽師地論49、T30-528b〕