所了
vijñāta: vijñeya (S)
認識されるもの。認められるもの。理解されるもの。所了知・所了別ともいう。
- 眼根の所得、眼識の所了を説いて所見と名づく
- 諸の世間の共の所了なり
- 親の所了とは自の所変の相分を謂う
- 所了知の真如の義の中に於ては、都て相あることなし。亦た、所得なし
- 毘鉢舎那とは、謂く、即ち前の所了別の義に於て審観察するが故なり
所量
prameya (S)
量とは認識することをいい、認識されるものを所量という。
一つの認識が成立するための3つの要素(所量・能量・量果)の一つ。心の4つの領域である四分のなかの相分に相当する。