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あんじんろんだい

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

安心論題

 浄土真宗本願寺派における論題の中、特に宗意安心に関する論題のこと。殿試の際の出題範囲とされる。
 嘉永5年(1852)、学林において初めて論題が設けられ講義が行われた。以来、論題にもとづいた講義・会読が盛んになり、松島善譲の『真宗論要』、東陽円月の『宗要百論題』、足利義山の『真宗百題啓蒙』など、学匠ごとに種々の論題が設けられるが、大正14年(1925)、本願寺派勧学寮において安心論題(30題)・教義論題(70題)・附題(10題)・外題(20題)の計130題に整理集約された。
 その後、安心論題に関しては、昭和39年(1964)、25題に整理統合された。平成14年(2002)には、さらに整理統合され、

  1. 聞信義相
  2. 三心一心
  3. 歓喜初後
  4. 二種深信
  5. 信心正因
  6. 信一念義
  7. タノムタスケタマへ
  8. 所帰人法
  9. 機法一体
  10. 十念誓意
  11. 六字釈義
  12. 念仏為本
  13. 行一念義
  14. 称名報恩
  15. 正定滅度
  16. 往還分斉
  17. 平生業成

の17論題となった。