upaka の音写。優婆耆婆、憂呼とも音写する。「親近」と訳す。
釈尊がブッダガヤーで悟りを開き、初転法輪のためにベナレスの鹿野苑に向かう途中で出遭った邪命外道の修行者。
釈尊の清明な姿を見て、誰について修行をしているのかを尋ね、
と答えたのを聞き、
と呟き、首を振りながら去っていった、という。後に、釈尊に帰依したと伝えられる。