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くうむへんしょじょう

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

空無辺処定

 空無辺処(ākāśa-ānantya-āyatana)というのは、無量空処とも訳され、物質的存在がまったくない、ただ場としてのみの空間の無限性をさとる修行の境地である。
 欲界色界における一切の物質的な形態を離れて、すべての作意のない、無辺の空を、観ずる場所もしくは禅定の境地を指す。
 よって、空無辺処定はそのような境地になる、もしくはなった三昧行を言う。

 四無色定の一つ。