してんのうじ

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四天王寺

大阪市天王寺区四天王寺にある、聖徳太子ゆかりの寺。「荒陵寺(あらはかでら)」とも、略して「天王寺」ともいう。現在は和宗の総本山であるが、もとは天台宗であった。

地図 [1]

概観
http://www.jtb.co.jp/kokunai/Images/Area/Mesh/270203.jpg

伽藍配置図
http://www10.ocn.ne.jp/~mk123456/fig/4tenn1.GIF

『日本書紀』の587年(用明2)の条に、物部守屋と蘇我馬子の間の争いの際、聖徳太子の戦勝祈願により建てられたとし、また同書593年(推古1)の条にはこの年の創建とする。現在では本格的な造営の始まりを後者としている。

伽藍中門五重塔金堂講堂を一直線に配する独特な配置となっている。平安時代には落雷や火災に遇ったがそのつど復興され、太子信仰復活の気運の中で、11-12世紀の間、皇族・権臣の参詣も相次いだ。
その頃、当寺が大阪湾に面して、日想観にふさわしい地でもあることから、当寺の西門を極楽浄土の東門とみなす信仰がおこり、極楽往生を願って難波(なにわ)の海に投身する者もあった。その中で有名なのが「極楽願往生歌」(1142)を詠じた西念(さいねん)である。

その後、山門寺門の当寺の別当職相承をめぐる争いや、住吉大社との阿倍野境に関する相論などがあり、また罹災することもしばしばであった。