〈倶舎〉で説く、細かい心作用(心所)の5つの分類の中の一類で、あらゆる汚れた心(染汚心)とともに働く心所をいう。これを『婆沙論』では
の10が説かれている。〔毘婆沙論42、T27.0220a〕 しかし、『倶舎論』ではこれを内容的にまとめて
としている。〔倶舎論29、T29.0019c〕