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とんあい

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

貪愛

tṛṣṇā (S)

 「」(lobha,rāga)の同義語。自己の心情に合う好ましい対象に強く執着すること。激しい欲望・愛着・むさぼりの心理作用。

 爾る時、父母の貪愛は倶に極まり、最後に決定して、各、一滴の濃厚の精血を出す。
 此の心に於て離繋を得るが故に貪愛永く滅し、現法中に於て心解脱を証す。
 自らの諸欲に於て深く貪愛を生ずるを名づけて耽嗜と為す。