pudgala(S) 補伽羅、弗伽羅などと音写する。旧訳では「人」「衆生」などと訳す。
新訳では「数取趣」と訳すが、これは「数は五趣をとって輪廻する」という意味である。
犢子部が立てた説で、五趣・六道・十界を輪廻する主体を仮に立てたもので、輪廻の原因となる業を担う主体を指す。