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ほっけぎしょ

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

法華義疏

聖徳太子撰と伝える法華経の註釈書。4巻。三経義疏の一つ。

 鳩摩羅什訳の二十七品本『妙法蓮華経』に、光宅寺法雲の『法華義記』に依りながらも、著者の思索に基づいて取捨・解釈を加えて註釈をほどこしており、経の本文への批判も含まれている。
 最初に大意を述べ、法華経はあらゆる善を同一の原因として、その結果すべての人に永遠なる仏の生命を得させる神薬のような経であるとして一乗思想を強調し、この経を説くために釈尊はこの世に生れたと説く。

草稿が現存。