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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

 
(般舟三昧)
 
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3巻 後漢・支婁迦讖訳 [[たいしょうしんしゅうだいぞうきょう|大正蔵]]第13巻
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3巻 後漢・[[しるかせん|支婁迦讖]]訳 [[たいしょうしんしゅうだいぞうきょう|大正蔵]]第13巻
  
 
 [[だいじょうぶっきょう|大乗仏教]]の初期に成立した[[きょうてん|経典]]の一つ。最も早く中国にもたらされた[[ぶってん|仏典]]の一つでもある。[[さんまい|三昧]]の実修によってまのあたり仏の姿を仰ぐ体験を得ることを説いている。
 
 [[だいじょうぶっきょう|大乗仏教]]の初期に成立した[[きょうてん|経典]]の一つ。最も早く中国にもたらされた[[ぶってん|仏典]]の一つでもある。[[さんまい|三昧]]の実修によってまのあたり仏の姿を仰ぐ体験を得ることを説いている。
 
==般舟三昧==
 
 「般舟三昧」とは「現在仏現前三昧」(pratyutpannabuddhasaMmukhaavasthita-samaadhi)に相当する語の省略された音写と考えられる。
 
  
 
 この経はごく一部分を除いて原文は失われ、漢訳4本とチベット語訳が現存する。そのうち、[[しるかせん|支婁迦讖]]訳『般舟三昧経』3巻が古形を遺した基本的なテキストと考えられる。
 
 この経はごく一部分を除いて原文は失われ、漢訳4本とチベット語訳が現存する。そのうち、[[しるかせん|支婁迦讖]]訳『般舟三昧経』3巻が古形を遺した基本的なテキストと考えられる。
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==般舟三昧==
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 「般舟三昧」とは「現在仏現前三昧」(pratyutpannabuddha-saṃmukhāvasthita-samādhi)に相当する語の省略された音写と考えられる。

2025年2月3日 (月) 15:43時点における最新版

般舟三昧経

3巻 後漢・支婁迦讖訳 大正蔵第13巻

 大乗仏教の初期に成立した経典の一つ。最も早く中国にもたらされた仏典の一つでもある。三昧の実修によってまのあたり仏の姿を仰ぐ体験を得ることを説いている。

 この経はごく一部分を除いて原文は失われ、漢訳4本とチベット語訳が現存する。そのうち、支婁迦讖訳『般舟三昧経』3巻が古形を遺した基本的なテキストと考えられる。

般舟三昧

 「般舟三昧」とは「現在仏現前三昧」(pratyutpannabuddha-saṃmukhāvasthita-samādhi)に相当する語の省略された音写と考えられる。