「じょうゆいしきろん」の版間の差分
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2006年12月6日 (水) 18:38時点における版
成唯識論
((sanskrit) vidyaamaatrasiddhizaastra विद्यामात्रसिद्धिशास्त्र、(chinese) ch'eng-wei-shih-jun) 護法造。玄奘訳。(659年 唐・顕慶4年12月30日訳了) 略称 唯識論。(大正蔵 vol 31. pp.1)
世親の唯識三十頌 を注釈したもの。この本は、とくに護法の解釈を中心として、他にも九論師の解釈を取捨して合わせている。つまり正確には、護法の著というより、玄奘の訳ならびに編集、とでも言うべきものと言える。
内容
初めの五言一頌は帰敬頌、最後の七言一頌は流通分であって、双方とも護法等の釈のものである。
あいだの三十頌は世親のものである。この前の二十四頌は唯識の相を明かし八識縁起の相を説いている。第二十五頌は唯識の性を明かし真如の理体を説き、後の五頌は資糧位、加行位、通達位、修習位、究竟位の五位の修行の相を説いている。