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+ | 「権」の字には、本来「実に対して仮」という意味がある。本来のものに順ずるという意味で、「権僧正」などは、僧正に次ぐという意味であることからも分かる。 | ||
− | : | + | :権に示して、形を化する。 〔[[だいじょうぎりんじょう|大乗義林章]] 七末〕 |
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+ | <font color=red>[[ごんげ|権化]]も参照。</font> |
2011年4月4日 (月) 18:59時点における最新版
権化
仏菩薩の神通力によって、様々な身やさまざまな者を、仮に化現(けげん)すること。
「権」の字には、本来「実に対して仮」という意味がある。本来のものに順ずるという意味で、「権僧正」などは、僧正に次ぐという意味であることからも分かる。
- 権に示して、形を化する。 〔大乗義林章 七末〕
- 権化の仁(にん)、斉(ひと)しく苦悩の群萌(ぐんもう)を救済(くさい)し‥‥ 〔教行信証 序〕
注意: 「ごんげ」と濁って読んだ場合は「権現」のことである。
権化も参照。