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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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(大蔵経)
 
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 仏教聖典の総称で、略して「[[ぞうきょう|蔵経]]」とも「[[いっさいきょう|一切経]]」ともいう。もと中国で[[きょうてん|経典]]、[[かいりつ|戒律]]、経典・戒律の解説書や教義書([[ろん|論]])の[[さんぞう|三蔵]]を中心に、さらに若干の中国成立の文献を加えたものを「大蔵経」(隋時代以降)、「一切経」(南北朝時代以降)と呼んだ。
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 仏教聖典の総称で、略して「[[ぞうきょう|蔵経]]」とも「[[いっさいきょう|一切経]]」ともいう。もと中国で[[きょうてん|経典]]、[[かいりつ|戒律]]、経典・戒律の解説書や教義書([[ろん|論]])の[[さんぞう|三蔵]]を中心に、さらに若干の中国成立の文献を加えたものを「[[かんやくだいぞうきょう|大蔵経]]」(隋時代以降)、「一切経」(南北朝時代以降)と呼んだ。
  
 
 近世以来、漢訳以外の三蔵をも含めていうようになった.
 
 近世以来、漢訳以外の三蔵をも含めていうようになった.

2017年5月18日 (木) 16:35時点における最新版

大蔵経

 仏教聖典の総称で、略して「蔵経」とも「一切経」ともいう。もと中国で経典戒律、経典・戒律の解説書や教義書()の三蔵を中心に、さらに若干の中国成立の文献を加えたものを「大蔵経」(隋時代以降)、「一切経」(南北朝時代以降)と呼んだ。

 近世以来、漢訳以外の三蔵をも含めていうようになった.

 仏教が広まった諸国で大蔵経が編纂されたが、パーリ語・漢訳・チベット語訳・モンゴル語訳・満州語訳のものが現存し、西夏(せいか)語訳などの大蔵経はほとんど散逸して一部が現存するだけである。

 大蔵経に編入されていない仏教文献を「蔵外(ぞうがい)」という。


参考

  • パーリ語三蔵
  • 漢訳大蔵経
  • チベット大蔵経
  • モンゴル語大蔵経