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正勤には次の四つの区分があり、「四正勤」といわれている。 | 正勤には次の四つの区分があり、「四正勤」といわれている。 | ||
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| − | [[サンスクリット]] | + | [[サンスクリット]]原語の意味は、vyūhaは「みごとに配置されていること」、alaṃkāraは「美しく飾ること」。「厳」「厳飾(ごんじき)」とも漢訳された。<br> |
| + | 漢字の「荘」「厳」はいずれもおごそかにきちんと整えるという意味で、「荘厳」という語は仏教では特に、[[ぶっこくど|仏国土]]や仏の説法の場所を美しく飾ること、あるいは仏・菩薩が福徳・智慧などによって身を飾ることをいう。<br> | ||
| + | 仏の[[さんじゅうにそう|三十二相]]のそれぞれが百の福徳で飾られていることを「百福荘厳」という。 | ||
| + | ===alaṃkāra=== | ||
| + | 荘飾品。装身具。かざり。荘厳具ともいう。 | ||
| + | 飾るに瓔珞・耳環・指環などの種種の荘厳を以ってす | ||
| − | + | ===alaṃkāra : sulakṣita=== | |
| + | 飾ること。立派にすること。 | ||
| + | 端正なる女人あり、種種に荘厳して来りて衆会に入る | ||
| − | + | 眼根は自身を荘厳することに於て増上なり | |
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| + | 無上の三十二大丈夫相を以って其の身を荘厳す | ||
2024年3月12日 (火) 15:42時点における最新版
正勤
samyakpradhāna सम्यक्प्रधान, (samyak)prahāṇa प्रहाण
正しい努力。悟りへの道において、それを妨げる悪を断ち、それを進める善を起こすよう励むこと。
prahāṇaに基づいて「正断(しょうだん)」「意断(いだん)」、pradhānaに基づいて「正勝(しょうしょう)」とも訳される。
正勤には次の四つの区分があり、「四正勤」といわれている。
- すでに起こっている悪を断つ努力
- いまだ生じていない悪は，これを起こさない努力
- いまだ生じていない善を起こす努力
- すでに起こっている善は，これを大きくする努力
四正勤は、三十七道品の構成要素の一つでもある。
荘厳
vyūha व्यूह，alaṃkāra अलऀकर (S)
サンスクリット原語の意味は、vyūhaは「みごとに配置されていること」、alaṃkāraは「美しく飾ること」。「厳」「厳飾(ごんじき)」とも漢訳された。
漢字の「荘」「厳」はいずれもおごそかにきちんと整えるという意味で、「荘厳」という語は仏教では特に、仏国土や仏の説法の場所を美しく飾ること、あるいは仏・菩薩が福徳・智慧などによって身を飾ることをいう。
仏の三十二相のそれぞれが百の福徳で飾られていることを「百福荘厳」という。
alaṃkāra
荘飾品。装身具。かざり。荘厳具ともいう。
飾るに瓔珞・耳環・指環などの種種の荘厳を以ってす
alaṃkāra : sulakṣita
飾ること。立派にすること。
端正なる女人あり、種種に荘厳して来りて衆会に入る
眼根は自身を荘厳することに於て増上なり
無上の三十二大丈夫相を以って其の身を荘厳す