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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』
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なる現実存在を、常・楽・浄・有我ととらえて[[しゅうじゃく|執着]]する誤謬「常顛倒・楽顛倒・浄顛倒・我顛倒」を「[[してんどう|四顛倒]]」といい、この三顛倒と四顛倒を合わせて「[[しちてんどう|七顛倒]]」と呼ぶ。 〔瑜伽師地論(8)〕 | なる現実存在を、常・楽・浄・有我ととらえて[[しゅうじゃく|執着]]する誤謬「常顛倒・楽顛倒・浄顛倒・我顛倒」を「[[してんどう|四顛倒]]」といい、この三顛倒と四顛倒を合わせて「[[しちてんどう|七顛倒]]」と呼ぶ。 〔瑜伽師地論(8)〕 |
2022年1月29日 (土) 16:00時点における最新版
顛倒
viparyāsa 原義は「ひっくり返ること」。
真理にもとった見方・在り方、すなわち誤謬(ごびゅう)をいう。
- 誤った想念 想(そう)顛倒
- 誤った見解 見(けん)顛倒
- 誤った心の在り方 心(しん)顛倒
を「三顛倒」といい、また
なる現実存在を、常・楽・浄・有我ととらえて執着する誤謬「常顛倒・楽顛倒・浄顛倒・我顛倒」を「四顛倒」といい、この三顛倒と四顛倒を合わせて「七顛倒」と呼ぶ。 〔瑜伽師地論(8)〕