「ないしいちねん」の版間の差分
出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』
(→乃至一念) |
(→乃至一念) |
||
1行目: | 1行目: | ||
=乃至一念= | =乃至一念= | ||
− | 「[[いちねん|一念]]」とは心念・[[しょうみょう|称名]]・時刻などの極少を表し、「乃至」は多念を含めることを表す。『[[むりょうじゅきょう|無量寿経]]』には第十八願成就文〔註 41〕、[[ | + | 「[[いちねん|一念]]」とは心念・[[しょうみょう|称名]]・時刻などの極少を表し、「乃至」は多念を含めることを表す。『[[むりょうじゅきょう|無量寿経]]』には第十八願成就文〔註 41〕、[[さんぱい|三輩]]段〔註 43〕、[[みろくふぞく|弥勒付属]]〔註 81〕の3ヵ所に「乃至一念」が説かれている。<br> |
このなか親鸞は、'''第十八願成就文の「乃至一念」を信の一念、弥勒付属の「乃至一念」を行の一念'''とする。 | このなか親鸞は、'''第十八願成就文の「乃至一念」を信の一念、弥勒付属の「乃至一念」を行の一念'''とする。 |
2017年12月24日 (日) 17:01時点における最新版
乃至一念
「一念」とは心念・称名・時刻などの極少を表し、「乃至」は多念を含めることを表す。『無量寿経』には第十八願成就文〔註 41〕、三輩段〔註 43〕、弥勒付属〔註 81〕の3ヵ所に「乃至一念」が説かれている。
このなか親鸞は、第十八願成就文の「乃至一念」を信の一念、弥勒付属の「乃至一念」を行の一念とする。