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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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 [[げんぜ|現世]]に息災延命等の[[りやく|利益]]を得ること。眞宗の教義に故さらに現世の利益を祈ることは許されないのだが、[[せんじゅ|専修]]念佛の行者には念佛の徳として自ら現世の利益を獲得すると云う。<br>
 
 [[げんぜ|現世]]に息災延命等の[[りやく|利益]]を得ること。眞宗の教義に故さらに現世の利益を祈ることは許されないのだが、[[せんじゅ|専修]]念佛の行者には念佛の徳として自ら現世の利益を獲得すると云う。<br>
 
 『[[かんねんぼうもん|観念法門]]』に説く[[げんしょう|現生]]の利益、五種[[ぞうじょうえん|増上縁]]の第二に「護念得長命雑上縁」とある。また『教行信証』三末に説く現生の十種利益の第一に「冥衆謹持益」とあり、『淨土和讃』に「現世利益和讃」がある。いずれも現世の利益を證明している。
 
 『[[かんねんぼうもん|観念法門]]』に説く[[げんしょう|現生]]の利益、五種[[ぞうじょうえん|増上縁]]の第二に「護念得長命雑上縁」とある。また『教行信証』三末に説く現生の十種利益の第一に「冥衆謹持益」とあり、『淨土和讃』に「現世利益和讃」がある。いずれも現世の利益を證明している。

2021年8月4日 (水) 09:10時点における最新版

現世利益

 現世に息災延命等の利益を得ること。眞宗の教義に故さらに現世の利益を祈ることは許されないのだが、専修念佛の行者には念佛の徳として自ら現世の利益を獲得すると云う。
 『観念法門』に説く現生の利益、五種増上縁の第二に「護念得長命雑上縁」とある。また『教行信証』三末に説く現生の十種利益の第一に「冥衆謹持益」とあり、『淨土和讃』に「現世利益和讃」がある。いずれも現世の利益を證明している。