「じゃくめつ」の版間の差分
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日本語では、無余涅槃から転じて、「死ぬこと」「消失すること」の意味でも使われる。 | 日本語では、無余涅槃から転じて、「死ぬこと」「消失すること」の意味でも使われる。 |
2021年12月22日 (水) 15:36時点における版
寂滅
vyupaśama (S)
心の静まりかえった状態。煩悩の炎の鎮められた究極の安らぎ、悟りの境地。涅槃のこと。輪廻の世界が苦であるのに対し、涅槃の世界こそ真の楽であるとして、寂滅為楽(じゃくめついらく)という。
日本語では、無余涅槃から転じて、「死ぬこと」「消失すること」の意味でも使われる。