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− | : | + | : 二生死永絶するを滅と云ふ煩悩の大河を超越する故に渡と云ふ。〔円乗〕 |
− | : 涅槃の異名なれども[[おうじん|応身]] | + | : 涅槃の異名なれども[[おうじん|応身]]仏の涅槃に入る処の滅度なり。〔香月〕 |
2023年1月25日 (水) 09:13時点における版
滅度
parinibbāna; parinibbāpita (P), parinirvāṇa; mahā-parinirvāṇa (S)
ニルヴァーナのこと。さとり、さとりの境界。「度」は、「(彼岸に)わたる」という意味である。〔般泥洹経、T1-182c〕〔無量寿経、T12-266a〕
生・老・病・死などの肉体的な大きなわずらいが永久になくなって、欲・有・見・無明の4つの流れを渡り超えることを言う。〔肇論、T45-157c〕
parinirvṛta (S)〔法華経1、T9-3b〕
釈尊が亡くなること。仏滅。入滅。
advaya-pravṛtta (S)〔正法華1、T9-65b〕
否定すること。滅除と同じ。