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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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(五停心観)
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 ある対象に心を集中して対象の本質をみる観法。修行者の気質や性格の相違に応じて、
 
 ある対象に心を集中して対象の本質をみる観法。修行者の気質や性格の相違に応じて、
# [[ふじょうかん|不浄観]]
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# [[ふじょうかん|不浄観]]   外界の不浄な様相を観じて貪りの心をなおす。
# [[じみんかん|慈愍観]]
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# [[じみんかん|慈愍観]]   一切衆生を観じ、慈悲の心を生じて怒りを静める。
# [[えんしょうえんぎかん|縁性縁起観]]
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# [[えんしょうえんぎかん|縁性縁起観]] 諸事象が因縁によって生じるという道理を観じて、愚かな心をなおす。
# [[かいしゃべつかん|界差別観]]
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# [[かいしゃべつかん|界差別観]]  五蘊・十八界などを観じて、物には実体があるという見解を正す。
# [[あなばなねん|阿那波那念]]
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# [[あなばなねん|阿那波那念]] 呼吸の数を数えて、乱れた心を治める。
 
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2023年2月18日 (土) 10:02時点における版

五停心観

 ある対象に心を集中して対象の本質をみる観法。修行者の気質や性格の相違に応じて、

  1. 不浄観   外界の不浄な様相を観じて貪りの心をなおす。
  2. 慈愍観   一切衆生を観じ、慈悲の心を生じて怒りを静める。
  3. 縁性縁起観 諸事象が因縁によって生じるという道理を観じて、愚かな心をなおす。
  4. 界差別観  五蘊・十八界などを観じて、物には実体があるという見解を正す。
  5. 阿那波那念 呼吸の数を数えて、乱れた心を治める。

の5つに分かれる。