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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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(順益)
 
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 益すること。力を与え、ためになること。
 
 益すること。力を与え、ためになること。
:煖・頂・忍・世第一法の四善根は決択分を順益するが故に順決択分と名づく。
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:[[えん|煖]]・[[ちょう|頂]]・[[にん|忍]]・[[せだいいっぽう|世第一法]]の[[しぜんこん|四善根]]は[[けっちゃく|決択]]分を'''順益'''するが故に順決択分と名づく。
:身見.戒禁取・疑・欲貧・腹患の五は下分界を順益するが故に順下分と名づく。
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:身見.戒禁取・疑・欲貪・瞋恚の五は下分界を'''順益'''するが故に順下分と名づく。
:順益の義は是れ因の義にして建立の義は是れ縁の義なり。
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:'''順益'''の義は是れ因の義にして建立の義は是れ縁の義なり。
:此世と他世との二世を順益するが故に名づけて善と為す。
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:此世と他世との二世を'''順益'''するが故に名づけて善と為す。

2025年5月7日 (水) 09:56時点における最新版

順益

anuguṇa: hita: hitatva (S)

 益すること。力を与え、ためになること。

世第一法四善根決択分を順益するが故に順決択分と名づく。
身見.戒禁取・疑・欲貪・瞋恚の五は下分界を順益するが故に順下分と名づく。
順益の義は是れ因の義にして建立の義は是れ縁の義なり。
此世と他世との二世を順益するが故に名づけて善と為す。