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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

 
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===二忍===
 
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# 衆生忍
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# 衆生忍   一切衆生が不順・不悩。たとえ他から種々の害を加えられても、よく忍耐して瞋らず報いないこと。
# 無生法忍
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# 無生法忍  無生の法理に安住して心を動かさないこと。
  
 
===三忍===
 
===三忍===

2006年1月25日 (水) 09:35時点における版

manuSya,nara,puruSa;pudgala

ひと。五趣六道十界の中にあり、輪廻する存在。manuSya、nara、puruSaなどは、動物や神など他の生命体と区別される「人類」「ひと」の意味である。
人法という時の「人」(pudgala)は、個人の存在のことで、それの構成要素である(dharma)に対立して考えられたものである。

なお,漢語の「人間」(じんかん)は「世間」「この世」の意味であり、中国古典では真なる世界に対する俗世間という語感をもっている。

人界

人界(にんかい)は人間の住む世界の意で、十界の一つ。

kSaanti

1. 「忍耐」のことである。忍辱ともいう。六波羅蜜の1つで、誹謗されたり迫害を受けたりする危難や侮辱に対して、心を動かすことなく耐え忍ぶことである。

いかんが「忍」と名づくや。自ら憤勃なく、他の怨に報いず。故に「忍」と名づく   『瑜伽論』
忍とは、無瞋と精進と審慧とおよび彼に起るところの三業をもって性と処す     『唯識論九』

2. 「忍可」の意味で、道理に安住して心を動かさないことを言う。 この意味で使う時の「忍」は、修行道について言われる。

二忍

  1.  衆生忍   一切衆生が不順・不悩。たとえ他から種々の害を加えられても、よく忍耐して瞋らず報いないこと。
  2.  無生法忍  無生の法理に安住して心を動かさないこと。

三忍

  1.  音響忍
  2.  柔順忍
  3.  無生法忍