法然が浄土宗相承の祖師と定めた5人の高僧。 中国の僧ばかりで、
の5人。以上は善導を中心とした考えで、善導の師は道綽、道綽は曇鸞の碑文により浄土教に帰依し、懐感は善導の弟子、そして少康は「後善導」といわれた人であった。この選定は,法然の「偏依善導(へんねぜんどう)」をよく現している。
なお、法然は『選択本願念仏集』では、浄土宗の相承血脈(けちみゃく)に、廬山の慧遠流、慈愍流、道綽善導流などを挙げている。