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ろうべん

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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良弁

ろうべん、689年-773年

奈良時代の華厳宗の僧。東大寺の開山。通称を金鐘行者といった。
2歳のとき鷲にさらわれて、奈良の春日神社の杉の木に捨てられ、義淵に育てられたという。彼について法相唯識を学んだ。

天平5(733年) 羂索院を建立し、盧舎那仏(るしゃなぶつ)の大像を造立、金鐘寺とした。
天平12(740年) 金鐘寺に新羅僧、審祥を講師として招き、『華厳経 』の講説を始めた。
天平14(742年) 金鐘寺が大和国分寺に指定される。
天平18(746年) 金鐘寺を改めて東大寺とする工事が起される。橘諸兄、行基らとともに尽力、初代別当となる。
天平勝宝3(751年) 少僧都となる。
天平勝宝8(756年) 鑑真とともに大僧都。
天平宝字4(760年)8月 仏教界の粛正のために、慈訓、法進とともに、僧階を改めるよう奏上
宝亀4(773年) 僧正となる。11月24日没。