操作

むしょうぼうにん

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

2024年11月9日 (土) 10:05時点におけるマイコン坊主 (トーク | 投稿記録)による版 (無生法忍)

無生法忍

anutpattika-dharma-kṣānti (S) 「無生忍」ともいう。

 一切のものがであり、それ自体の固有の性質を持たず、したがって生滅変化を超えているという事実の道理を受け入れること。

 kṣānti(忍耐)を「忍」と直訳しているが、この場合の kṣānti は、事実の道理を事実の道理として受け入れるという意味。

 諸々の存在は無生無滅である(無生法)と認識すること 〔梵文維摩経〕

 無生法忍は大乗独自の概念である。『大智度論』などは、不退の菩薩の段階で得ると説く。

 『無量寿経』(上)は音響忍柔順忍無生法忍の「三忍」をあげる。

 ānulomikyāḥ kṣānteḥ pratilambho 'bhūt 羅什・玄奘は「得無生法忍」と訳している。〔梵文維摩経〕