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げじんみっきょう

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

2008年12月1日 (月) 17:01時点におけるマイコン坊主 (トーク | 投稿記録)による版 (内容)

解深密経

saMdhi-nirmocana-suutra

 唯識派の所依の経典の一つで、「唯識」思想を初めて説いたといわれる経典である。A.D.300年前後の成立とされる。

内容

  1. 仏教の歴史をの三時に分けて、唯識は第三時の中道に相当すると説き、
  2. 六識の奥に深層心理を考察する立場から阿頼耶識の存在を、
  3. 存在を三つの形態に分ける三自性・三無自性説を、
  4. 一切はただ心の現れにすぎないという「唯識」の考えを

初めて宣揚した。

解深密経 5巻 唐・玄奘訳 大正大蔵経 No.676 第16巻 p.711