1に戒、2に定、3に慧、4に解脱、5に解脱智見、これを五分法身という。 戒定慧は三学という。解脱とは、慧によって惑を断じ、惑の繋縛 解いたもの、即ち涅槃のこと。解脱智見とは、己が解脱したのを確認する智慧のこと。 このうち、初めの3つは修因であって、後の2つは結果である。結果の中に涅槃の智慧を挙げたものである。この5種の法をもって佛の体とするので法身という。三身の中の法身であり、初期仏教の説明に出る。