じゅうはっかい
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十八界
aṣṭādaśa dhātavaḥ ; dhātavo 'ṣṭādaśa (S)
人間存在の18の構成要素。六根と六境と六識とをいう。十二処のうち6つの内的な場(六入処)における識別作用をそれぞれ別に数えて、それらの間における対応関係を明示したもの。
である。六根(眼・耳・鼻・舌・身・意の6つの知覚機官)と六境(色・声・香・味・触・法の対象の世界)と六識(眼・耳・鼻・舌・身・意の認識作用)とを合わせて18となる。
これらが個人存在を構成する。主客すべての世界。
一人の有情に属する諸法のことを蘊処界と呼び、五薀・十二処・十八界を指す。その一つである。
『倶舎論』vol.20に対する解釈で、「十八の類」と訳す学者もある。