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ろくにゅう

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

2018年7月22日 (日) 10:42時点におけるマイコン坊主 (トーク | 投稿記録)による版 (六入)

六入

ろくにゅう、ṣaḍ-āyatana षडायतन (S)

 これは旧訳であり、「六入処(ろくにゅうしょ)」ともいい、新訳では六処(ろくしょ)と訳す。
 「入」(āyatana)とは入って来るところ、あるいは入って来るものの意味である。前者の意味では、外界の認識の対象がそこから入って来る器官として六根を指し、後者の意味では、外界における認識の対象として六境を指す。
 六根を「六内入」(ろくないにゅう)「六内処」(ろくないしょ)、六境を「六外入」(ろくげにゅう)「六外処」(ろくげしょ)といい、合わせて十二入十二処とする。これに六識を加えたのが十八界である。

 六入は、十二因縁の第5番目として説かれているが、これは「六内入」すなわち「六根」である。